やってはいけないアルバイト バイク便編

こんばんは、こんにちは、おはようございます。
今日から貧乏ブログのライターとしてお世話になります「まさし(仮)」です。

このブログで貧乏談を色々と書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

さて、この記事では「やってはいけないアルバイト第一弾 とあるバイク便会社編」をお届けします。

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バイク便って儲かると思っていませんか?

※この記事は筆者の過去の体験を元にとあるバイク便の労働形態を批判的に書いています。しかし10年程度前の話なので大きく改善が図られている可能性もあります。またバイク便会社によって雇用形態や待遇は大きく異る可能性があります。その辺を加味してやんわりと読んで下さいませ。

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憧れのバイク便ライダーになる!

バイク、良いですよね〜
18歳でバイクの免許を取り、バイクサークルに入ってちょこちょこサーキットに通っていたりした私は本当にバイクが好きで、

どうせ仕事するならバイク関係の仕事が良いな〜

などとぼんやりと思っていました。まだ若かりし頃、22〜23歳くらい。

お金無くプラプラしていましたが、何とか賃貸のやすい部屋と愛するバイクだけは手放さないようにその日暮らしを何とか回していたある日、「バイク便ライダー募集」の広告を見かけます。

そうか!バイク便があるじゃん!バイクに乗っていればお金もらえるんでしょう?俺のためにあるような仕事だ!

すぐ電話をしてバイクでびゅーんと事務所に行き、すぐに採用が決定。いや、正確には採用ではない。(この辺は後で説明します)
とにかくここから悲劇の毎日が始まりました。

あるバイク便の雇用?システム

新人研修をさくっと終えていよいよバイク便ライダーとして稼働します。

ここであるバイク便会社のシステムをご紹介。

バイク便ライダーをするには様々な装備品が必要です。
まずなんといってもバイク。これが無いと仕事ができません。持ち込みも可能ですが1日に数百キロも走りますのですぐボロボロになってしまいます。私は会社のバイクのリースをチョイス。250ccのバイクでレンタル料は1日3,500円。

それから携帯電話。基本的に連絡はCメールで行います。必要に応じて電話をかけることもあります。これは自腹。大体月に5万円くらい?話し放題プランとかありませんでしたからね・・・。(今はスマホが普及しているのでCメール使っているところはなくなっているのかな?)

制服と荷箱。これは会社からレンタルします。1ヶ月1万円ずつ。荷箱を壊すと買取になり約5万円。FRP素材の箱は高いんですねぇ・・・。

ポケベル。これも月1万円でリース。携帯がつながらないところでもライダーに連絡を取る必要がある時に連絡が来ます。大体「****に電話して下さい」というメッセージ。

保険。これもライダー自身が加入します。

ガソリン代。もちろん自腹。

ココらへんで気づく人は気づくはず。
これっていわゆる委託契約というやつで、雇用じゃないんですね。
バイク便ライダーの多くは個人事業主として会社と契約して、1件毎に仕事を請け負うという仕組み。
うん、良くない。良くないんですよ、これは。

とあるバイク便会社の稼働システム

バイク便は基本的に街中で待機します。大都市にお住まいの方は、待機しているバイク便を見たことがあるのではないでしょうか。
配車係と呼ばれる会社の担当がバランス良くバイク便を配備します。バイク便ライダーはその指示にしたがって移動して待機します。

バイク便会社に依頼の連絡が来ると、配車係が荷物の引受場所から近いバイク便ライダーに仕事を発注する、という仕組みです。

仕事は24時間あるので稼ぎたければ夜中まで粘るのも良し、定時で帰るのも良し。
ん?定時?

そう、これって実質的に労働者として拘束されていますから委託契約って本当はダメなんじゃないかという疑惑がありますよね。

委託契約ってなんだそれ?

委託契約ということは最低時給とか存在しないわけです。
あくまで独立した事業主として取引をしているという形態。

バイク便ライダーは会社が振り分ける荷運びの仕事ごとにお金をもらうシステムになっています。依頼の1件1件がそれぞれ独立した業務委託で、配送が完了すると委託料が支払われるということです。

これって通常の雇用と比べると大きく違うシステムです。

例えばアルバイトとして雇用されていて1,000円の時給と決まってれば、たとえ仕事がなくてずーっと待機だったとしても8時間の拘束に対し8,000円を支払わないとけないわけです。

バイク便の場合は、8時間待機して仕事がなかったら報酬はゼロです。運が悪かったですね〜で終わりです。ゼロならまだ良いんですが、稼働には経費がかかっています。
移動するガソリン代、バイクや制服や箱のリース料、通信費などなど。
最低1日5千円かかります。バイク便ライダーは5,000円稼いでようやくプラスマイナスゼロ、そこからの売上が本当の稼ぎです。

いやもうこれ無理なんじゃないかと思いますよね。まだあります。

反則金、罰金、トラブル対応

1日じゅうバイクに乗っていますので、交通違反の切符を切られる可能性が非常に高くなります。反則金はもちろんライダーの自腹。

罰金?何だそれ?ッて思うでしょう?
バイク便会社のルールを破ると罰金があります。
例えば、路上喫煙。これが見つかると1万円の罰金、など。
バイク便会社はライダーの品質を高めるためパトロールを実施していて、実に細かくチェックしています。
ヒゲを剃っていない、なども罰金の対象。これは5,000円だったかな?
もはやリース代と罰金で設けているんじゃないかと思われるシステム。
ルールは必要だと思うんですが、罰金というのはどのようなケースでどこまで課してよいかということが労基法で厳しく決められていますが、委託契約なんですね〜実質的に拘束していたとしても委託契約なんですね〜いやー黒いですね〜

さらに委託契約なのでバイク便ライダーは独立した事業主。
荷物の配送が遅れてお客様に損害が発生したらライダーが弁償します。

まだあるまだある、まだまだある!

委託契約だから有給はありません。
社保もありません。(自分で健康保険や国民年金に加入します)
福利厚生、なにそれ?

事故って怪我した?出勤できないから罰金ね。
オイ

それで仕事の単価はいくらなのよ?

しかし、しかしですよ。
1件の仕事で2万円くらいもらえるとしたらどうですか?
1日3件配送をやって6万円の手取りなら上に書いた色々なこともギリ我慢できるかもしれない。

バイク便頼んだことあります?
都内で仕事をしている方は使ったことがあるかもしれませんね。
いくら位でしたか?

ズバリ、高くて5,000円くらい。
安いと200円!くらい。
そのうちライダーの取り分は4割〜6割。仕事の本数が多いと取り分が上がる仕組みになっていることが多いです。

つまり、1本の仕事での売上は良くて3,000円位ってことです。
平均値はだいたい1,000円〜1,500円。(10年前の感覚です。これ上がっていると良いなあ・・・。バイク便ライダーみんな死んじゃうぜ)

マジですよ?マジでこれですからね。
ルート便とかって訳のわからない200円便とかありますからね。ライダーの売上100円。
そのために時間とガソリンと通信費使うから明らかに赤字。

断ればいいじゃん?と思うでしょう?断れないんですね〜断ると仕事来なくなりますからね。

1日10本仕事すると、密に仕事が来る日でだいたい16時間位の稼働時間になります。
10本の仕事で売上は1万円〜1万5千円。
経費が5千円〜6千円くらいかかっています。(走行距離によってガソリン代が変わります)
手取りは5千円〜1万円くらい。
1ヶ月25日みっちり稼働すると、まあ20万円くらいの手取りに・・・ならないんだな、これが。

仕事ない日とかありますからね。
200円便しか来ない日とかありますからね。
飯食ってて仕事の依頼を1件逃すと、その後2時間待機とかありますからね。

晴れの日も雨の日も休みなく稼働して30万円の手取りになっていたらおお!すごい!というレベル。
そこから住民税とか所得税とか払うわけですよ。
更に支払いは翌々月末払い。3月に仕事した分は5月末日に支払われる。
コンビニでバイトしよう。

そんで私はどうなったのか

約3ヶ月バイク便ライダーとして一生懸命働きまして、

100万円くらいしか無かった貯金が

全てなくなりました。

あれ、俺、仕事しているはずなのになんでお金減るの?ん?

ってまあそりゃそうですよね。自動的にお金減るシステム。会社は雇っても雇ってもリスク無し!(そもそも雇ってないけど)

でもこの手の仕事って

「初心者歓迎!」
「やる気次第で月100万円可能!」
「丁寧な研修あり!」
「自由なシフト」

とかそういうこと書いてあるんです。
いや怪しいやん、と思うでしょうけど、若いころは気づきませんでした。いやー、純粋だったな〜今ではすっかりやさぐれてしまったのでもう騙されませんけどね。

バイク便ライダーの皆様、是非安全運転で事故をしないように気を付けてくださいね。

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